目的から考える子どもにやらせるべき習いごと

子どもが保育園や幼稚園にいる頃はあまり意識しなかったものの、小学生になると「習いごとをさせてみよう」という気持ちになる親御さんは多くいます。周りにも、すでに習いごとを始めている子がいるのではないでしょうか?子どもの頃に経験したことは大人になっても活きます。楽しかった気持ちや悔しかった気持ち、何かができるようになって嬉しかった気持ちなどを経験するために、家庭や学校以外で活動する場を増やしてあげると良いでしょう。

ひとくちに習いごとと言っても、世の中にはいろいろなものがあります。果たしてどの習いごとに通わせるべきか、悩む方もいるでしょう。まず重要なのは、どのような目的で子どもに習いごとをさせたいかです。子どもが習いごとをする目的には次のようなものがあります。

趣味を見つけるため

ダンスをする子供たち

子どもの頃に楽しいと感じたものは、後々にも大きな影響を与えます。中には子どもの頃の趣味が、そのまま将来の仕事に繋がるケースもあります。仕事にしない場合でも、疲れた時に一息つき、リラックスするためにも趣味は大切です。子どもに対して仕事や勉強だけではない、いろいろな面で人生を充実させてほしいと考えた時は、ピアノやダンスなど、普段は家でできないことを習いごとでさせてあげましょう。楽しさに気づき、趣味の1つになるかもしれません。家でできることであっても、習いごとは先生に教わることができるため、上達しやすく、より楽しさを感じやすいというメリットがあります。

健康的な体を得るため

プールに入る子ども

病気やケガをすることなく健康的に毎日を過ごすために、丈夫な体や体力が欠かせません。小学校に入れば体育の授業もありますが、それ以外にもスポーツ関係の習いごとをしておくと、さらに体を鍛えることができます。スポーツ関係の習いごとで人気があるのは水泳やサッカー、バスケットボールです。特に、サッカーやバスケットボールは中学、高校に部活があることも多いため、小学校を卒業し、習いごとをやめた後も継続しやすいです。運動をする習慣を得られるでしょう。

スキルを身につけるため

将来子どもが苦労しないように、何らかのスキルを習得させたいと考える親御さんが増えています。習いごとの中には、通うことで将来的に役立つスキルを身につけられるものもあります。例えば、IT社会と呼ばれている昨今は、ITに関する知識やスキルが社会に出てから重宝されると言われています。その中でもプログラミングは、社会人にとって必須であるビジネススキルを身につけるという面でもおすすめできます。論理的に物事を考え、原因を追及し、解決策を考える力が身につくためです。小学生が通えるプログラミング教室には、例えばNコードラボがあります。生徒1人ひとりの能力にあわせて、楽しくプログラミングを学習できる教室です。

このように、目的によって勧められる習いごとは変わります。子どもにさせる習いごとを考える時は、「なぜ習いごとをさせてあげたいのか」について考え、整理することも大切です。ただし、最終的に重要なのは子どもの意思です。子どもがやりたいと思わないことでは、せっかく始めても長続きしません。習いごとを始めさせる前に、本当に興味があるかどうか、確認することを忘れないようにしてください。