独立を目指せる「業務独占資格」とは?

国家資格の多くは業務独占資格であり、一定の業務を行うためには取得することが要求されることとなります。
建築設計の分野においても、一定規模以上の建築設計や工事監理を行う場合には、一級建築士や二級建築士を持っていることが必要とされることとなるので、設計事務所においては必須のものとなるでしょう。
設計に関する業務を行っている会社でも、一級建築士や二級建築士を持っている社員が必要となるので、社員に積極的に取得を勧めたり、既にライセンスを持っている人を募集したりしています。
また、確認申請の代理を業として行う場合や、建物の調査等を行う場合でも、一級建築士や二級建築士が必要となります。

独占的に業務をすることができる職業に、土地家屋調査士もあります。
この土地家屋調査士は、依頼を受けて土地の分合筆登記や建物の表示の登記、滅失の登記申請などを行うものであり、測量などの知識も必要とされる仕事です。
一般の人には土地の分合筆の手続きはハードルが高いので、専門家として依頼を受けて業務を行うこととなります。
土地家屋調査士事務所を立ち上げて独立して業務を行う人も多い職業であり、やり方次第では独占業務によって高い収入を得ることができる人もおります。