資格解説:情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリストとは、最新のセキュリティに関する高度な知識と実践的な技能を有するサイバーセキュリティ対策の専門家です。こちらは国家資格となり、試験では暗号化技術やサイバー攻撃への対策等の一般知識に加え、セキュアプログラミングやネットワーク等の技術を備えているかも問われます。試験の開催は年に2回で、例年4月と10月に行われます。合格率は15%前後で、日本国内の情報セキュリティ関連試験の中では最難関とされています。ちなみに同系統の試験である基本情報処理や、応用情報処理の合格率はそれぞれ22%・20%程度となります。

尚、この試験に合格することではじめて情報セキュリティに関する「スペシャリスト」の名称を名乗ることができます。またコンピューターセキュリティーについては今後益々需要が高まることが予想されるので、スペシャリストの肩書きは一般企業をはじめ、国や地方自治体等への就職を希望する際に有利に働くことが期待できるでしょう。尚、IT業界は非常に変化が速いのが特徴です。ですから情報セキュリティに関しても、1度知識を身につけ試験に合格したからといってそれで終わりというわけではありません。スペシャリストの立場を維持し続ける為には定期的に講習を受講し、最新の知識とスキルを身につけていく必要があります。